くじのポートフォリオを Python でシミュレーション
書籍「プログラミングのための確率統計」のP.111の「コラム:ポートフォリオ」を Python でシミュレーションしてみたのでその結果。
くじの詳細と賭け方
確率 0.7 で A が出て、確率 0.3 で B が出るくじを想定する。A、B どちらに賭けても当たったら掛け金が 2 倍になって返ってくる。 もし指定の期間中、毎日全財産をこのくじの A に割合 p で、B に残りの割合で賭け続けるとした場合、 p はどんな値にしておくのが望ましいか。
シミュレーションコード
Python3 で記述。
第1コマンドライン引数で確率 p を、第2コマンドライン引数で期間日数を指定。試行回数はとりあえずで 100 回。元手は10000円とした。
財産が何倍になったかの試行結果を matplotlib でヒストグラムに表示し、さらに横軸のスケールは書籍に合わせて常用対数をとった。
金融とかそこらへんのワードわからないので変数名とかは色々妥当じゃないかも・・・。
結果
p = 0.7
$ python3 main.py 0.7 100 [ 4. 4. 7. 18. 0. 30. 10. 18. 7. 2.] [-1. -0.2 0.6 1.4 2.2 3. 3.8 4.6 5.4 6.2 7. ]
p = 0.8
$ python3 main.py 0.8 100 [ 2. 1. 9. 13. 21. 21. 25. 1. 6. 1.] [ -6. -4.4 -2.8 -1.2 0.4 2. 3.6 5.2 6.8 8.4 10. ]
p = 0.9
$ python3 main.py 0.9 100 [ 3. 7. 12. 14. 14. 17. 15. 12. 5. 1.] [-13. -11.1 -9.2 -7.3 -5.4 -3.5 -1.6 0.3 2.2 4.1 6. ]
p = 0.99
$ python3 main.py 0.99 100 [ 7. 8. 15. 6. 19. 19. 5. 15. 4. 2.] [-47. -43.6 -40.2 -36.8 -33.4 -30. -26.6 -23.2 -19.8 -16.4 -13. ]
所感
儲かる方ばかりにウェイトを寄せずに適度に分散して投資しよう。
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